遥かなる昔、世界は二頭の龍によって護られていた。
人々は光を司る龍を『光白龍』、闇を司る龍を『闇黒龍』と呼び、敬い崇めていた。
また、光白龍に仕え、その体内に光白龍の血を持つ者達を『光白龍族』、
闇黒龍に仕え、その体内に闇黒龍の血を持つ者達を『闇黒龍族』と呼び、
この二つの龍族は、人々によって二頭の龍同様に崇められていた。
二頭の龍と二つの龍族、その存在が世界に均衡と平和をもたらしていたのだ。
しかし、ある日を境に二頭の龍は対立し合うようになった。
それに合わせて、二つの龍族も対立し合うようになった。
世界の均衡は崩れ、『魔物』と呼ばれるものが徘徊し、
人々は恐怖に震える日々を送るようになり、
いつしか、二頭の龍と二つの龍族は、神話として人々の間に語り継がれるようになった。
しかし、彼らは今も存在しており、そして今もなお対立し続けているのだ。
これは二頭の龍と二つの龍族の対立を描いた物語である。
・人物紹介new
光白龍族
雷音・日華・土穏・恵炎・凛泪・迅風
闇黒龍族
地香・緑心・歌夜・大爆・刃冷
・第一話 光と闇の邂逅
１・２・３・４・５・６・７・８・９・１０・１１・１２・１３・１４・１５
・第二話 悲哀の龍巫女
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